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同盟写真特報

タイトル名

同盟写真特報


解説

日間10万部頒布のニュースビラ
「写真特報」は昭和11年に設立された国策の通信社「同盟通信社」が日刊で頒布した一枚もののニュースビラで、写真を主体として、1日あたり10万部印刷され、主に学校、工場、鉱山、農林、商店などに配布され、壁新聞として貼り出された。写真を主体にした日刊メディアで10万部というのは驚異的な数字で、現在でいえばテレビや写真週刊誌のような役割を果たしたと考えることが出来る。草の根的な影響力という点では絶大なものがあった。

戦前の「空気」を知るための第一級の資料
そのように大きな影響を与えたメディアであるにもかかわらず、基本的にはニュースビラであり、壁新聞なので、日々の用を果たした後では捨てられてしまう存在だった。したがって公的な所蔵機関、個人コレクターの間でも、ほとんど現物が残っていない。リアルタイムのメディアだからこそ、その時、その時の臨場感にあふれており、通読すると、昭和10年代の日本の歩みを追体験することができる。

戦争中のスクープ写真が多数掲載!
同盟通信社が設立された翌年に日中戦争が起こり、同盟通信社は戦時報道の要のような役割をはたすことになった。中国戦線には大量の記者とカメラマンが送り込まれ、「同盟写真特報」には戦場からのオリジナルの写真が大量に掲載された。太平洋戦争が始まった後は、カバーする地域は太平洋の島嶼から東南アジアと広がり、日本軍の行くところにはどこでも同盟通信社の記者とカメラマンが同行したので、他のメディアには見られないスクープ映像がたくさん存在する。

戦前の日本人の日常の暮らしぶりも生き生きと伝わる
戦時下とはいえ、空爆が激しくなるまでは国内の人々の暮らしは表向きは従来とさほどの変化は見られず、 「同盟写真特報」 にはその当時の日本人の暮らしぶりが分る。“街の話題”的な写真も数多く収録されている。それらの写真からは戦後に書かれた歴史書を読んでいたのでは分らない戦前、戦中の雰囲気が生き生きと伝わってくる。

全文検索可能な歴史データベース
文書記事部分をすべてテキスト化することによって横断的な、全文検索が可能なデータベース になっている。 また、検索システムにはシソーラスを用意しており新字にて異体字の検索が可能。 →検索ワード例:「フランス」と検索して、「仏蘭西」「佛蘭西」も検索対象となる。

■特別解説
甦った幻のニュース写真
 −写真史の流れから見た「同盟通信社『同盟写真特報』」−
 著:新藤健一

サービス内容

・収録部数:約3,700部
・発行年月:昭和11年(1936年)から昭和19年(1944年)
・別冊等:別冊、臨時増刊号も含む

価格

(お問い合わせください。)

提供スケジュール

2013年6月1日(予定)

発行者(元)

株式会社 寿限無

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