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風俗画報

タイトル名

風俗画報

解説

東陽堂より、1889(明治22)年から1916(大正5)年まで、石版画によるカラー印刷で発行された情報誌。増刊や派生誌を含めて553冊が発行されている。当時の風俗紹介だけでなく、「京都名所図絵」などの地方紹介や「日ポン地」などの風刺画・ポンチ絵といった図版を活かした増刊も多数刊行された。

江戸から明治へ 激動の時代だからこそ
電信・電話・汽車…と距離も時間も一挙に縮めてしまう文明開化。衣食住もインフラもすべてが変わっていく中で、余りに激しい変化を怪しみ、江戸の世相と風俗を文字ではなく視覚に訴えて克明に描いた図会は、女性の髪形、各地の祭り、新年の行事、百工と、現代に貴重な資料を残した。明治維新から20年、西洋文化になじみつつあった時代に、軸足を江戸に置いた図会は、当時の一般庶民のみならず、現代人にとっても興味深く、見るものを飽きさせない。

戦争への道のりを たどる資料
明治27(1894)年の日清戦争で、日本はすっかり味をしめた。当時8,000万円だった国家予算の4倍以上の賠償金23,000万両(約36,000万円)を清国からせしめた。日本はその84%を軍事費に当て、やがて日露戦争をはじめとする幾多の戦争の道へ。不平等条約を抱えていた日本が、早く西洋列国に肩を並べたいと思っていた矢先の賠償金である。殖産興業もさることながら、それを待つことなく一挙に富国強兵にコマを進めた日本は、戦争の道を驀進する。東陽堂も日清戦争が始まるや臨時増刊を次々に9号発刊し、この年13万5000部という記録を打ち立てる。

名所図会・冠婚葬祭・災害・博覧会―跋扈する臨時増刊
江戸・明治の世相を網羅し、克明な図版で日本各地の風景風俗を描いた103冊に及ぶ「東京名所図会」「京都名所図絵」などの「名所図絵」シリーズ。その資料的価値は言うに及ばず、今見ても興味が尽きない。大津波、葬儀や博覧会も常連になっていく。事件・自己・催事などには、いち早く記者と画師を派遣し、臨場感あふれる図会をものし読者の好評を得たが、写真が普及すると共に石版画は主役の座を奪われ、とって代わられる。

サービス内容

・収録タイトル(冊)数:543冊
・発行年月:1889年〜1916年

提供スケジュール(予定)

・第1回:2013年6月 1889年から1896年まで131冊
・第2回:2013年9月 1897年から1902年まで129冊
・第3回:2013年12月 1903年から1907年まで148冊
・第4回:2014年3月 1908年から1915年まで135冊

価格

(お問い合わせください。)

発行者(元)

株式会社 寿限無

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