園山俊二作品
タイトル名
『ガタピシ絵本』 全2巻
昭和54年(1979年)から『朝日新聞』夕刊で連載が開始された「ペエスケ」の主人公ペエスケの長男・平太と愛犬・ガタピシ。この一人と一匹は大変人気者で、特にガタピシにはファンクラブもありました。平太とガタピシが、「ペエスケ」という新聞マンガ本来のストーリーから抜け出して、絵本になりました。兄弟のような子どもと犬の夢の世界が、優しいタッチと暖かい絵で描かれています。
ガタピシ 平太とガタピシのなが~い一日
ある夏の日、平太とガタピシが二人で釣りに。その道中の大冒険。二人にとってどんななが~い一日になったのでしょうか。 ※園山俊二『ガタピシ』〈朝日新聞社 昭和63年(1988年)6月発行〉を底本としています。


©そのやま企画
ガタピシ? ガタピシ、父に会う
雪の積もった冬の別荘地。平太とガタピシは、ペパーミントちゃんとソリ遊び。そこに現れた大きくて強そうな犬。でもガタピシは何か懐かしいキモチがしたのです。
園山俊二『ガタピシII』〈朝日新聞社 昭和63年(1988年)12月発行〉を底本としています。

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タイトル名
『国境の二人』
「国境の二人」は園山俊二が昭和37年(1962年)に自費出版した作品です。知り合いに配られたこの本に添えられた園山の手紙には、「ソ連は太平洋へ実験用のロケット弾を撃ち込みました。アメリカもまた核実駿を続けております。そして、今度のキューバでのさわぎです。」という文章で始まり、紛争の絶えない世界を憂いています。園山は、国境に設置された鉄条網を挟んだ二人の国境警備兵を描くことで国と国との争いの愚かさを描いています。
「国境の二人」はほとんど一コママンガの形式で描かれていますが、ごく簡単なキャプションしか付いていません。大人向けの作品ですが、優しい表現で描かれているので、子どもでも十分に想像を膨らませて楽しめる内容です。どうか、作品のひとつひとつについてご自由に解釈し、想像しながらお楽しみください。
付録として、構想メモである「アイデアノート」も付いています。
園山俊二『国境の二人』〈朝日新聞社 平成8年(1996年)9月発行〉を底本としています。



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園山俊二について
昭和10年(1935年)4月23日、島根県松江市に生まれる。昭和29年(1954年)4月に早稲田大学に入学し、翌年、早大漫画研究会創立に参加する。昭和33年(1958年)、大学在学中から『毎日小学生新聞』に「がんばれゴンベ」の連載が始まる。昭和36年(1961年)には“新漫画党”に参加。昭和37年(1962年)、『国境の二人』の自費出版を境に大人マンガも描くようになる。1965年、『週刊漫画サンデー』に「ギャートルズ」を発表。“地平線マンガ” として大人気を博す。1970年前後から「気になるあの人」「花の係長」「さすらいのギャンブラー」などの連載マンガを多数抱えるようになる。昭和54年(1979年)から平成4年(1992年)まで『朝日新聞』夕刊で「ペエスケ」を連載。平成5年(1993年)1月20日永眠。
※園山俊二 オフィシャル・ホームページ http://www.sonoyamashunji.net/
サービス内容
収録部数: 全3コンテンツ
発行年月: 2013年7月1日
提供方式:Apアプリタイプ(図書貸出方式)
価格
(お問い合わせください。)
提供スケジュール
2013年7月1日より
発行者(元)
株式会社 寿限無